ヘルスプロモーション理学療法研究
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ISSN-L : 2186-3741
原著
運動課題と認知課題の二重課題干渉効果
城野 靖朋金井 秀作後藤 拓也原田 亮藤高 祐太谷出 康士長谷川 正哉大塚 彰
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2013 年 3 巻 2 号 p. 47-51

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抄録
本研究では運動課題にタンデム立位保持課題,認知課題にストループ干渉課題を用いて,各課題パフォーマンスが受ける二重課題干渉効果について検討した。健常成人60名を対象とし,タンデム立位保持課題を重心動揺で評価し,ストループ干渉課題を正答数で評価した。それぞれ単一課題で評価した後,同時遂行課題で評価した。二重課題干渉効果で運動課題パフォーマンスは向上し,認知課題パフォーマンスは低下した。このことから本研究の課題設定では,運動課題の高いパフォーマンス発揮のために,多くの注意資源は必要でないことが示唆された。
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© 2013 日本ヘルスプロモーション理学療法学会
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