抄録
我々は屋内における位置測定,混雑状況把握を行なう技術の
開発を行なっており、それらが可能となることを前提に、
屋内空間における避難誘導システムの構築を進めている。
このような屋内の避難誘導では、途中経路の混雑状況により、
効果的な避難戦略が大きく異なることが予想されるため、
システムが状況に応じた避難戦略を自動的に学習して
提示するアプローチが望ましい。
本稿では、最も近い非常口から脱出する固定戦略と比較し、
学習により獲得した状況依存の避難戦略が効果的であること、
および、システム利用者の割合が変化した場合の
パフォーマンス変化についてシミュレーションにより検証する。