抄録
人間は、獲得したデータが少ないうちはデータをそのまま記憶し、データが増えてくると規則性を見出しルールの形で記憶する。このような仕組みを計算機上で実現するために、データが逐次的に与えられる状況の下で、ルールの生成法と推論法を変化させる学習法を提案し、前回、推論結果の評価値から切り換えの時期を決定するルールを強化学習によって獲得する方法を提案した。このようなルールはデータ集合に関する知識とは無関係であると考えられる。そこで、今回はあるデータ集合の学習時に獲得した切り換えルールを、他のデータ集合の学習に用い、学習過程の変化をみた。