e-ピアサポートシステムにおける人間の内部状態の可視化に関する研究

抄録

ストレスによる、精神疾患や心身症を患う人・またその疾患予備軍の増加が今、社会問題となっている。筆者らは、心理学的分野に工学的アプローチを導入したe-ピアサポートシステムを構築している。本システムでは、人間の心理状態の変化を可視化するための内部状態のモデル化を行っている。提案システムをカウンセリング事例に適用した結果、視覚による記憶の擦り込み効果が来談者・相談者共に有効である事が示唆された。