抄録
ラバン特徴量は、人の身体動作を力学的・幾何学的特徴により数量化し、動作の印象を定量的に評価するためのものである。人型ロボットの動作には適用されていたが、人型以外の動作には、身体形状等の違いにより適用できなかった。そこで、犬型への適用と、犬型特有である尻尾の動きが喜びの印象に関係があるとし、「揺れエフォート」が提案されていた。
本研究では、まず各ラバン特徴量の犬型ロボットへの適用について再検討する。また、「揺れエフォート」を動作の安定度合いを表すものとして定義し、動作部の動いた面積などによる特徴量の算出方法を提案する。
AIBOを用いた実験により、実際に人が動作から受ける印象についてアンケート調査し、各エフォートが犬型ロボットに適用されたことを確認する。動作によって生成される感情が人にどう見えるかについてもアンケートをし、各特徴量と感情の関係を検討する。