抄録
本論文では、ファジィc-平均法をもとにした、超直方体で定義された許容範囲を扱うことができる新たなアルゴリズムを提案する。許容範囲とは、誤差・データの幅、欠損値等を一般化した概念であり、先行研究においては超球で定義されていた。しかし、超直方体での定式化の方が実用には適している。そこで最初に、許容範囲を超直方体で定式化し、クラスタリングにおける最適化問題へ導入する。次に、その最適化問題を解き、その結果をもとにして新たなクラスタリングアルゴリズムを構築する。最後に、数値例を通して提案したアルゴリズムの有効性を検証する。