主催: 日本知能情報ファジィ学会
我々は,ロボットと人の表情によるインタラクションのために,Simple Recurrent Network(SRN)を用いたインタラクティブな表情生成モデルを提案する.組み込み表情による従来的な表情表出は,静的な表情変化しか表出することができないため,そのような表情表現は,ユーザに飽きや違和感,不自然感を与えてしまう.したがって,デザインされた表情を合成することにより動的に表情表出することが求められる.本稿では,提案モデルを用いて動的に表情表出するロボットを実装し,従来的なモデルを用いた静的な表情表出を行うロボットと比較した.その結果,提案モデルを用いることでロボットと人とのインタラクションの多様性を増進できることを確認した.