抄録
本研究では,人間機械系におけるオペレータの操作技能について,人間―機械間で取り交わされている情報が機械のタスク環境における状況をどれほど確かなものとして特定しているかを調べ,それとオペレータの操作習熟の関連について議論する.この目的のために,ダイナミクスが未知で習熟に時間を要する機械の監視制御(supervisory control)を対象とし,初心者オペレータの操作習熟過程の観察データを分析する.規則性の評価については,分布の不確かさを量る情報エントロピーを利用し,オペレータが遠隔の状況(操作介入の必要性)を識別する能力と,近接の操作選択を通じて遠隔の機械動作を調整する能力に焦点を当てる.