日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第24回ファジィ システム シンポジウム
セッションID: TB2-1
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回転パターンの生成と効率的なマッチングによる画像補完
*折居 英章河野 英昭前田 博生駒 哲一
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抄録
画像補完は,画像上の不要部分を取り除き,その取り除かれた領域(欠損領域)を見た目に違和感なく修復する技術である.Wexlerらが提案したエネルギー最小化による画像補完手法では,欠損領域のテクスチャの最類似パターンを画像上の欠損領域以外の領域(データ領域)から探し出す「探索」と,欠損領域の画素値の「更新」を,欠損領域とデータ領域の全体での類似度を表す目的関数が最小になるまで繰り返すことにより補完を行う.本研究は,データ領域の画像データを回転させることにより,探索対象となる画像データのバリエーションを増やすことで,従来法よりも良好な補完結果を得ることを目指した.その際,各画像パターンの主たる向きをあらかじめ算出しておき,探索時に探索対象の欠損データと同じ向きのデータを限定的に探索することで,探索時間の効率化を図った.提案手法の有効性を自然画像への適用結果から検証する.
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© 2008 日本知能情報ファジィ学会
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