抄録
共焦点レーザ顕微鏡によって得られた2次元画像から神経細胞の3次元形態を再構成するシステムを開発した.神経回路の構造や特性を調べるには,まず,2次元画像から細胞の形状を抽出し,次に,抽出結果より3次元形態を再構成しなければならない.これらの作業は,これまで,実験者によって手作業で行われることが多いため,多大な時間と労力が浪費されてきた.これに対して,本システムでは単一点距離変換法を用いて樹状突起の構造と直径を自動的に抽出し,その結果を用いてモデルを再構築している.また,グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いることにより,実験者の作業手順も簡単化されている.この結果,本システムは直観的,かつ,効率的にユーザを支援できる.