抄録
本研究では,非線形整数計画問題に焦点を当て,Kennedyらによって提案された生物群最適化(PSO:Particle Swarm Optimization)手法を用い,Matsuiらによって提案された非線形整数計画問題に対するPSOに境界での個体の停留を防ぐためのループによる移動,局所解への集中を防ぐための移動(多様化)を導入し,さらに群れの最良点における近傍探索(集中化)を行うことによって精度が向上するような改良を試みる.
また,規模と非線形性の度合いが異なる数値例に対する適用により,提案した解法の有用性を示す.