日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第25回ファジィ システム シンポジウム
セッションID: 1B3-02
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前庭感覚刺激を用いた動作誘導のモデル化
*渡邊 紀文戸嶋 厳樹大森 隆司前田 太郎
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抄録

前庭感覚とは,重力と加速度を検出し,主に平衡感覚を司る感覚である.この前庭感覚を電流で刺激する事を,前庭感覚刺激(GVS)という.具体的には,左右の耳の後ろ(頭部乳様突起部)に電極を装着し,微弱電流(数mAの直流)を流と,装着者の身体が陽極側に傾くという現象である.本論文では,GVSの動作誘導効果を評価する為に,GVSを用いて歩行及び足踏み動作の誘導実験を行い,モーションキャプチャ装置を用いて誘導量を計測した.この結果から,一定の到達距離や時間と,歩行速度の変化に対する誘導量についてのモデルを提案し,実験結果と比較した評価を行った.

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© 2009 日本知能情報ファジィ学会
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