抄録
建築設計の企画段階において施主と設計者の間で価値観、知識などの違いによって相手に自分がイメージしていたデザインが意図通り伝わらないことがある。そのため自分のイメージしている建築物のデザインを相手にも容易に理解できるように視覚的に出力し、効率良くデザインを決定しコミュニケーションを図るファサード創生支援ツールがあれば有効である。支援ツール開発の第一段階として本研究の目的は企業の顔や品格を表す要因として重要視されているオフィスビルのファサードを対象とし、特定の感性イメージとオフィスビルの形態要素との関係性を探り、知識化し評価検証することである。ラフ集合を用いて特徴分析を行ったところ「今風な」を感じる要素については「上層から下層までが同じパターン」「窓のプロポーションが両方向ともに全面ガラス」「材質がメタリック」等が示された。