抄録
都市中心に主駅を設けた公共交通機関と市街地で構成される都市を想定する。そして市街地を構成する単位を市街地セルとする。市街地セルは,都心までの交通の便利さと,自分が所在する街区の密度とに応じた適切な密度に変化すると仮定する。そうすると,都市形成は次の2つの要因に影響される。(1)公共交通機関のルートと移動スピード,(2)街区の市街地密度の適切性,である。公共交通機関のルートに関しては,放射状パターンと線形に伸びるパターンの2種類を設定し,移動スピードを数種設定する。街区の市街地密度の適切性に関しては,公共交通の利便性に対応した密度を想定する。つまり,交通利便性が高なるに従って適切な密度も高くなる関数を設定する。以上の設定条件の下でセルオートマトンを用いて都市形態をシミュレーションし特徴を考察する。