日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第27回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: TD4-1
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洪水ハザードマップのデザインに関する認知心理学的検討
*田中 孝治加藤 隆
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抄録
ハザードマップが災害時に有効に活用されるためには記載内容や表現方法が地域住民にとって“わかりやすく”デザインされている必要がある.そこで本研究では,ハザードマップにおける記載項目の表現方法の“わかりやすさ”について,各地方自治体が公表している洪水ハザードマップを調査し,認知心理学の観点からの考察を加えた.本調査では,インターネット上で公開されている洪水ハザードマップの中から県庁所在地と政令指定都市を含む53部の洪水ハザードマップを調査対象とした.調査結果から「記載項目の数が多く,項目間の関連性が示されていないこと」の問題と「記載項目の説明にイラストが使用されていること」の利点について着目し,「情報過多を防止する方法」,「項目間の関連性を示すことの有効性」および「イラストを利用する利点と利用に関する注意点」について検討した.
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© 2011 日本知能情報ファジィ学会
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