ビル警備は、夜間などは無人のときカメラを使用したものが主流になっているが、建物内全域の監視には問題点もある。カメラ1台当たりの視野角が狭いため死角が発生する。その死角をカバーしようとすると膨大な数のカメラが必要となり、店内およびオフィスなどに多数のカメラの設置は人々に不快感を与え現実的ではない。 そこで固定カメラに加えて自律移動型ロボットで建物内の巡回警備をさせると効果が上がると考えられる。警備会社ではロボットに走行地図をメモリに入れて巡回警備させている。自律移動型ロボットに識別番号を付けて建物内のフロアごとに巡回警備させ侵入者を検知した場合、装備しているカメラで写真撮影し写真データを監視所のPCへ送信することにより侵入者を撮影した位置も特定できるものである。