自動車運転では、視覚情報に基づき、自動車の移動方向と速度の 制御が行われている。特に、交差点では、変化する視覚情報に 対応してステアリング角度や速度が適切に設定され、方向転換が なされている。自動車の通行路線が、日米で異なることにより この視覚情報による制御の適切性が欠格する場合があり、視覚情報から生成される自動車制御技術への影響の結果であると考えられる。 本発表では、視線移動や停留時間などの視覚情報取得に係る認知 情報処理と運転技能との関連性解明を目的として、ドライビング シミュレータ（DS）での運転時の眼球運動データとDS操作情報の 分析を行う。そして、眼球運動やDS操作の特徴抽出をおこない、 その関連性について考察する。
