抄録
本論文は,様々な機能を持つノードが参加するP2Pネットワークを想定し,そのようなP2Pネットワークにおいて各ノードが,他ノードが持つ機能を組み合わせて新たな機能を生成するための手法を提案する.提案手法では,まず,新たな機能を求めるノード(ユーザ)が,数値演算によりホップ先を決定するソースルーティング手法を用いて,他ノードが持つ機能を組合せた新機能候補を生成する.次に,生成された新機能候補に対して,機能生成を行ったノードが評価を行い,その評価値に基づいて遺伝的アルゴリズムの遺伝的演算が,ソースルーティング手法のパラメータを調整する.このように,ソースルーティングによる新機能候補生成,ノードによる評価,遺伝的演算によるパラメータ調整を繰り返すことによって,ノードが求める新機能を生成する.シミュレーションにより提案手法の基礎評価を行い,提案手法の基本的な有効性を示す.