抄録
伝統芸能の日本舞踊や日本古来の建築技術者などの、専門的で熟練した職人の高度な技術は、伝統的に継承という形で受け継がれてきた。しかし、指導者による生徒への直接的な教育だけでは、正確な動作の伝達及び再現が困難であり、効率的とはいえない。そこで、本研究では動作解析システムの主流として用いられているモーションキャプチャなどにより指導者のデータを収集し、後継者(生徒)へ効率的かつ正確に動作を教示するためのシステムの構築を目的としている。高い教育的効果をあげる教育支援システムの構築のため、モーションキャプチャに拡張現実や慣性センサを組み合わせることで、視覚的かつリアルタイムに動作を教示するシステムの検討を行った。