抄録
急性冠症候群の主な原因は,冠動脈内に形成されたプラークの破綻に伴い生じる血栓である.そのため,急性冠症候群の診断において,プラークの組織性状が破綻しやすい構造をしているか否かを判別することが重要となる.プラークの組織性状を判別する手法は幾つか提案されているが,各々の手法で使われている特徴量の性能の限界により,有効に組織性状を判別できない場合がある.そこで,本研究では,組織性状判別にスパースコーディングを適用する方法を提案する.提案手法の有効性は,ヒトから得られたデータに対して,提案手法の結果と従来手法の結果を比較することにより確認された.