日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第31回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: WA2-5
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聴覚障がい者の情報伝達支援を目指したロボットAcToRに関する報告 ~その1:聴覚障がい者による実験評価事例~
*古橋 道彦中村 剛士加納 政芳山田 晃嗣
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抄録
近年,ロボットの身体性に注目した,pHRI(physical Human-Robot Interaction)の分野に注目が集まっている.本研究では,聴導犬をモデルにしたロボットであるAcToR(Active Touch Communication Robot)を提案する.聴導犬とは,耳が聞こえにくい,または,全く聞こえない人に対し,その人にとって重要な音が鳴っていることを触れることで伝えるという支援をする犬である.この聴導犬の様に,AcToRは,接触により情報を伝達する.例えば,携帯が着信した際、AcToRがそのことを検知し,ユーザーのもとへ接触しにいき,着信していることを伝えるというようなことである.AcToRはRoombaをベースに作られたロボットであり,Roombaに備わっているセンサーを利用し,接触を検知する.本稿では,AcToRを利用した心理実験により,AcToRが人へ情報を伝達するための有効的な接触方法の検証結果を報告する.
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© 2015 日本知能情報ファジィ学会
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