抄録
近年,日本を訪れる外国人旅行者が増加している.しかし,ガイドブックによる紹介が少ないエリアに外国人旅行者を呼び込むことは容易ではない.一方,そのようなエリアに行きたいと思う外国人旅行者は,インターネット上で情報収集が可能であるが,多言語で書かれた情報を機械的に翻訳した際には精度の問題があるだろう.そこで本研究では,外国人にも直感的に理解できる,観光地に対する印象を示した地図を用いる検索システムを提案する.具体的には,複数の旅行者による複数の観光地に対する印象データを,自己組織化マップを用いて可視化して印象地図を作る.さらに,システムの利用者に使用感等のアンケートを実施することで,システムの基本的な有用性を示し,改善点を明らかにする.