主催: 日本知能情報ファジィ学会
会議名: 第34回ファジィシステムシンポジウム
回次: 34
開催地: 名古屋大学
開催日: 2018/09/03 - 2018/09/05
本論文では,生物個体の2種類のスケールフリー行動を模倣する2種類のシンプルな集団解探索法は開発する.スケールフリー行動とは,餌を単独で探す生物種の個体がとる行動であり,その1つ目の種類は,現在の餌場からの移動距離がベキ分布に従う行動(空間的スケールフリー行動と呼ぶ)のことである.もう1つの種類は,現在の餌場の滞在時間がベキ分布に従う行動(時間的スケールフリー行動)のことである.さらに,餌場の位置が変わらない静的な環境とそれが変わる動的な環境を想定したシミュレーションを行い,時間的および空間的スケールフリー行動の特性を比較する.