日本顎関節学会雑誌
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三次元実体模型により手術シミュレーションを行った両側性筋突起過形成症の一例
室井 悠里, 中嶋 正博, 赤峯 勇哲, 奥田 勝也, 本橋 具和, 覚道 健治
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2009 年 21 巻 1 号 p. 24-27

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抄録
両側性筋突起過形成により著しい開口障害を呈した症例に対し, 三次元CTより実体模型を作製して筋突起の形態の把握および手術のシミュレーションを行い, 良好な経過を得た筋突起過形成症の一例を報告する。患者は47歳, 女性。幼少時より開口障害を自覚していたが放置していた。32歳ごろ他施設でスプリント療法を受けたが, 症状改善せず, 2007年8月3日当科を受診した。初診時, 最大開口量は切端位で13mmであった。最大開口時, 両側耳珠下部に疼痛を認めた。パノラマX線写真および三次元CTにより, 著しい筋突起の伸長がみられ, 開口時に頬骨との干渉がみられたことから筋突起過形成症と診断した。開口量が著しく少ないため, 手術に際し三次元CTを元に開閉口時三次元実体模型を作製し, 筋突起形態の三次元的把握, および口内法による手術のシミュレーションを行ったうえで, 2007年12月4日全身麻酔下で両側筋突起切除術を口内法で施行した。術中切除後の開口量は46mmであった。術後開口訓練を継続して行い, 術後1年を経過後も開口量40mmと経過良好である。
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© 2009 一般社団法人 日本顎関節学会
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