岩鉱
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日本海北東部,礼文島に産する中期中新世のアルカリドレライト
後藤 芳彦和田 恵治
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1991 年 86 巻 8 号 p. 375-378

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抄録

日本海北東部に位置する礼文島において,中期中新世のアルカリドレライトが発見された。このドレライトは斜長石,チタンオージャイト,及びイルメナイトからなり, Na2O, TiO2, P2O5, Fe2O3に富む。そのK-Ar年代は18.2±1.2 Maであり,礼文島では日本海の形成時期にアルカリ系列の火成活動が行われたことを示す。

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