日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡的に切除した十二指腸ブルンネル腺腫の一例
佐野 正明相原 守夫相沢 中棟方 昭博
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1979 年 21 巻 3 号 p. 349-353

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抄録
 症例は50歳の女性で主訴は心窩部不快感.X線,内視鏡検査で十二指腸球部に有茎性のポリープを認め内視鏡的切除を試みた.使用スコープは直視型のTGFで,スコープ先端を幽門輪に接しスネアを十二指腸球部内に挿入,出血などの合併症もなく切除に成功した.切除ポリープは鉗子でスコープ先端に引き寄せ,スコープの吸引を利用し回収した.ポリープの大きさは27×20×16mmで切断端は11×7mmであった.組織学的検索では異型性を全く示さないブルンネル腺腫であった. 以前は外科的に切除する以外に方法のなかった十二指腸ポリープであるが最近の器具の改良とあいまって十二指腸ポリープの内視鏡的切除は,ますます有用になると思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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