自衛隊中央病院
三宿病院
1992 年 34 巻 12 号 p. 2879-2884_1
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われわれは,胃体部にまでおよぶ胃梅毒3症例を経験した.全例ともH2-blocker投与は無効で,梅毒血清反応は強陽性.胃内視鏡所見では,全例幽門前庭部から胃体部に不整形の潰瘍を認め,胃生検では2例で螢光抗体法で,Treponema Pallidumが確認された.胃梅毒は,粘膜虚血から潰瘍を形成する.胃梅毒の病変は,血管構築の最も弱い幽門前庭部に好発し,順におかされ,本3症例のように重症の場合には胃体部にまでおよぶものと思われる.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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