日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
十二指腸球部の孤立II生Peutz-Jeghers型ポリープの1例
横田 智行松井 秀隆曽我 美子小林 雄一梶原 猛史井内 英人二宮 朋之道堯 浩二郎堀池 典生恩地 森一
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 43 巻 12 号 p. 2225-2230

詳細
抄録
症例は53歳,男性.平成12年5月の上部消化管内視鏡検査で十二指腸球部に表面が脳回転状の有茎性ポリープを観察した.内視鏡下でポリペクトミーを行い,病理学的には腺上皮の過形成と粘膜筋板の樹枝状増生の組織像であった,その他の消化管にポリープはなかった.平成3年7月の内視鏡検査時には同様の病変はなく,8年10カ月の経過中に発生した十二指腸球部の孤立性Peutz-Jeghers型ポリープと考えられた.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top