日本消化器内視鏡学会雑誌
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大腸癌イレウスに対する経肛門的イレウスチューブ留置困難例への工夫
堀内 朗中山 佳子前山 浩信山浦 高裕村上 真基越知 泰英
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2002 年 44 巻 9 号 p. 1663-1672

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抄録
大腸癌イレウス症例17例(直腸癌5例,S状結腸癌4例,下行結腸癌3例,横行結腸癌2例,上行結腸癌2例,盲腸癌1例)に対して,新しく開発された経肛門的イレウスチューブを内視鏡的に溜置しえ,減圧洗浄が可能となり一期的手術を施行できた.手技の工夫としては,1)腹部CT検査にて大腸癌イレウスを疑うならば,その閉塞部位の推定に基づいて高圧石鹸浣腸を行い,副送水管を有した大腸内視鏡を用いて透視下で内視鏡検査を施行した.2)狭窄部位手前まで内視鏡挿入後は,水溶性造影剤による狭窄部の評価を行い,胆道用ガイドカテーテル使用下に親水性ガイドワイヤーを挿入して狭窄部位を通過させた.3)S状結腸が長く深部に狭窄がある場合は,狭窄部拡張ダイレーターを用いてS状結腸のループを.単純化した後に,右側結腸癌の場合は,スライデイングチューブの留置下に,先端先細り型の経肛門的イレウスチューブを挿入留置した.
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