インディアナ大学大学院生/神戸大学研究生
2008 年 133 巻 p. 133-145
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ドイツ語の[f]または[x]を含む無意味語を用いて日本語母語話者を対象に知覚実験を行い,摩擦の持続時間を測定した。[f]と[x]の間に持続時間の差が見られなかったが,日本語に実在する借用語に見られるものと同様に,[x]をもつ語の方が[f]をもつ語より促音挿入が起こりやすいことがわかった。さらにCVC,CCVC,CVCən(Cは無声摩擦音のものである)の語型と促音化率の相関関係について実在語に見られる傾向と比較して論じる。
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