抄録
最近新たに南極で最大の隕石(Y-000593)が発見された。それは火星起源のナク宴Cトグループに分類されることがわかった。本研究は国立極地研究所のコンソーテイアムの一環として取り組まれた微量元素及びRb-Sr及びSm-Nd年代決定の結果についての報告である。希土類元素パターンはこのグループの代表的な隕石であるNakhlaとかなりよく似ている。またRb-Sr年代も13億年でほぼナクーラ隕石に一致した。Sm-Nd系については目下分析中である。本報告では微量元素および年代決定に基いてこの隕石およびこのグループの隕石の生成進化及び火星のマントルの進化について議論する。