日本地球化学会年会要旨集
2005年度日本地球化学会第52回年会講演要旨集
セッションID: 3A05
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課題講演3 炭酸塩の地球化学---炭酸塩を用いて過去から未来への地球環境変動を解読する---
カルサイトのマグネサイト化における炭酸塩と熱水溶液間の希土類元素分配挙動
*中野 悠川邊 岩夫
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抄録
150℃でカルサイトが塩化マグネシウム溶液と反応し、マグネサイトに変化する過程での炭酸塩鉱物と水溶液間の希土類元素挙動を実験的に検討した。実験方法は試薬の特級カルサイトとREE混合溶液を加えた塩化マグネシウム溶液(0.09-1.8M)を耐圧分解容器に入れ、電気炉中にて150℃で10日間、または20日間反応させた。結果は、生成物は溶液の濃度が低い方から、カルサイト、カルサイトとマグネサイト、マグネサイトであった。マグネサイトになった試料のREE分配係数には上に凸の四組効果がはっきりと認められた。反応溶液中のREE化学種を概算した結果、フリーのREEイオンが主であったため、本研究で認められた上に凸の四組効果はマグネサイト中のREEが、フリーのREEイオンに比べ、共有結合的であることがREE分配係数に表れた結果である。
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© 2005 日本地球化学会
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