抄録
アジェンデの隕石中の主な炭素系物質とカンラン石の間の相関性を、顕微レーザー・ラマンの技術によって検討した。その結果、次のことが明確にされました:(1)マトリックスでは、主な炭素質化合物はほぼ一定の分子の大きさを持った石墨の炭素である。(2)マトリックスでは、カンラン石の組成はほとんど一定で、FeOに富んでいる。(3) マトリックスでは、炭素系物質はほとんどすべてカンラン石と共存する。(4) コンドリュールの中でも炭素系物質はカンラン石と共存する。(5) コンドリュールでは、炭素系物質と共存するカンラン石はほとんど純粋なホルステライトである。(6) コンドリュールのリムでは、炭素系物質の分子の大きさは非常に変化する。(7) 同様にカンラン石の組成も、リムで非常に変化する。(8) コンドリュールのリムでは、炭素系物質の位置とカンラン石の位置の間で相関性は観察されない。