日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 1F02 25-02
会議情報
新しい分析技術の開発とその応用
フェムト秒レーザーアブレーションICP質量分析計による元素分析の新展開
*平田 岳史昆 慶明横山 隆臣横山 哲也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
高周波誘導結合プラズマ質量分析計(ICP質量分析計)はイオン源に大気圧高温プラズマを用いた質量分析計である。レーザーアブレーション(Laser Ablation)試料導入法は固体試料の局所部分の迅速かつ高感度な化学組成・同位体組成分析が可能である。レーザーアブレーションにエネルギー光束密度の高いフェムト秒レーザーを用いることにより、これまで分析が困難であった金属試料や鉱物試料などに対しても高感度・高精度元素分析が可能となった。本講演ではチタンサファイアレーザーを用いた次世代レーザーアブレーションICP質量分析計の最新の開発動向をレビューするとともに、東工大で取り組んでいるレーザー開発の現状を紹介する。
著者関連情報
© 2008 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top