日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 1P10 14-P02
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陸と海の熱水循環システムの地球化学
鹿児島湾岸の温泉におけるホウ素の挙動
*平尾 真吾石橋 純一郎
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キーワード: 鹿児島湾, 温泉, ホウ素
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抄録
鹿児島湾湾奥部の北岸沿いには、採掘深度700~1200mのNa-Cl型の温泉が多く分布しており、これらの温泉では海水や海洋性の堆積物の寄与からホウ素濃度が高いことが期待される。また、鹿児島湾湾奥部の若尊火口では水深200mから湧出する温泉が明らかにされており、陸上の温泉との関連についても興味深い。この地域の温泉水7試料、地下水2試料を採水し分析を行った。ホウ素濃度と塩素濃度の関係から、温泉水中のホウ素は海水由来であると考えられるグループとそれ以外の起源であると考えられるグループに分類できる。それぞれのグループ内でアルカリ度が高くなるとホウ素濃度も高くなる傾向が見られるので、有機物の分解のような、アルカリ度とホウ素の濃度がともに高くなるような反応が起こっている可能性がある。
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© 2008 日本地球化学会
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