日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 2F09 16-09
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大気水圏とそれらの相互作用、気候変動
炭素安定同位体を用いた北太平洋における人間活動起源二酸化炭素の吸収量の変動の見積もり
*渡辺 豊千葉 武史田中 孝幸
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抄録
炭素安定同位体を用いて、北太平洋における人間活動起源二酸化炭素の吸収量の見積もりを行い、1999年から2006年にかけての吸収速度の変動を明らかにすることを目的とした。その結果、1999年から2006年にかけて全水柱を通して0.1-0.3 micromole /l /yrの吸収量の減少が見られた。これに大気中の二酸化炭素増加をさらに考慮すると、ここ10年で人間活動起源二酸化炭素吸収効率は10%以上低下していることが示唆された。
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© 2008 日本地球化学会
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