日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 3E18 13-13
会議情報
同位体で見る地球表層環境変動
アルタイ炭酸塩岩にみるベント紀初期の海洋環境の変動
*能田 成王 博賢Chen Feng You内尾 優子磯崎 行雄丸山 茂徳
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ベント紀はカンブリア紀の生物大進化の揺籃期として、また超大陸ロディニアが分裂した時期と認識されている。この時代の地球環境とくに海洋環境の変動を知るための情報源として、シベリア南部・ゴルニアルタイ地域の炭酸塩岩について研究をおこなった。Nohda ら(2003)は鉛―鉛アイソクロン年代598±25Maを、そしてSr同位体組成が0.7058~0.7077の範囲で変動していることを報告している。今回はMC-ICP-MSによるSr同位体測定結果を報告する。また希土類元素存在度についてはCeの負の異常と下部試料でのEu正異常がみられた。

著者関連情報
© 2008 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top