日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 1C14 24-02
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重元素を用いた安定同位体地球化学
炭酸塩鉱物におけるマグネシウム・カルシウム・ストロンチウムの同位体分別
*大野 剛若林 貴弘笠倉 祥文平田 岳史
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抄録
炭酸塩鉱物は地球史を通して分布し、これらに含まれる微量元素組成(e.g. Mg/Ca, Sr/Ca)には生成環境依存性があるため、過去の表層環境を復元するために広く用いられてきた。最近の分析化学の進歩、特に多重検出器型ICP質量分析計(MC-ICPMS)の実用化により、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウムの同位体組成変動が報告され、古環境復元への応用性が示された(e.g. Galy et al., 2002, Gussone et al., 2003, Chang et al., 2004, Fietzke and Eisenhauer, 2006, Ohno and Hirata, 2007)。しかし、これまでの研究では、同一試料中のマグネシウム・カルシウム・ストロンチウムを分析した例はなく、これらの元素における同位体分別の相関性については明らかになっていない。本研究では、炭酸塩鉱物中のマグネシウム・カルシウム・ストロンチウムの同位体分別に注目し、これらの安定同位体組成変動を調べるための分析手法の開発をおこない、合成炭酸塩鉱物試料と天然炭酸塩試料の同位体分別係数を調べた。
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© 2008 日本地球化学会
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