抄録
東広島市黒瀬川河川水中の過酸化水素、一酸化窒素(NO)、OHラジカル(.OH)について、2013年1月から5月にかけて毎月測定した。`過酸化水素濃度は、フェントン反応を介して分析し、亜硝酸 、硝酸濃度はイオンクロマトグラフィで測定した。過酸化水素濃度の範囲は、94-172 nMであり、NOおよび .OHの生成速度(x 10-10 Ms-1)は、それぞれ0.03-14.81 、 0.06-6.36であり、消失速度は0.11-0.49 s 、 0.39-5.84 µs、定常状態濃度は0.01?3.66 (x 10-10 M) 、 0.52-27.46 (x 10-16 M)であった。さらに、NO生成速度と亜硝酸 濃度には相関があり(r2 = 0.933)、亜硝酸の .OH 生成寄与率70%以上であることから亜硝酸 は主要なNOおよび .OH前駆体であることを示唆した。