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我々はこれまでに、prebiotic conditionでの生体関連物質の生成場として圧力の重要性を解明するため、代表的なアミノ酸であるアラニンを出発物質とした室温での加圧実験を試みており、アラニンの2量体、3量体が生成することを見出した(Fujimoto et al., 2015)。また、最長で11量体のペプチドと考えられる化学種をLC-MSを用いて検出した(藤本ら、2016)。しかし、長鎖のペプチドはスタンダードとなる試薬が入手できないため、ペプチドの同定には課題が残っていた。そこで、今回圧力誘起長鎖ペプチド生成の評価の際にスタンダードとして用いるためのアラニンペプチドの合成手法、評価手法を検証した。