主催: 日本地球化学会年会要旨集
会議名: 2024年度日本地球化学会第71回年会講演要旨集
回次: 71
開催日: 2024/09/18 - 2024/09/20
p. 191-
希ガスは化学的に安定で不活性な揮発性元素であり、地球における揮発性物質の循環や地球大気の進化を探る上で重要なトレーサーとなる。とりわけ、地球や火星のキセノン存在度は、他の希ガス元素に比べて枯渇していることが知られているが、地球内部におけるXeのリザーバーについて詳細はまだ分かっていない。このミッシングキセノン問題を解決し、キセノンを地球内部に保持しうる鉱物種を特定するべく、本研究では、下部マントル最下部まで安定に存在するカリウムに富むケイ酸塩KAlSi3O8への希ガス(特にXeとAr)取り込みの可能性を実験的に探索した。レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを用いた、高圧下でのX線回折およびラマンスペクトルのその場観察を行い、回収試料のSEM-EDS, XAFS, 希ガス質量分析により、ホーランダイト構造を持つKAlSi3O8の結晶構造中の希ガス溶存量やメカニズムについて考察した。