日本地球化学会年会要旨集
2025年度日本地球化学会第72回年会講演要旨集
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G7 素過程を対象とした地球化学
プロピオン酸-アルコール混合溶液の室温高圧下における固化条件とエステル化反応
*川道 豪秀鍵 裕之
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p. 177-

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抄録

本研究では、プロピオン酸とアルコール(メタノールまたはエタノール)の混合溶液を用い、室温高圧下におけるエステル化反応および固化圧力を考察した。各系でモル比33:67から75:25までの混合溶液を調製し、ダイヤモンドアンビルセルを用いて最大約8 GPaまで加圧した。その際、ルビー蛍光法による圧力測定、光学顕微鏡観察、X線回折測定を行った。その結果、カルボン酸の比率が低いほど、そしてメタノールよりもエタノールを使用した場合に、より高い固化圧力を示した。特に、プロピオン酸のモル比40%以下の試料では固化が確認されず、液体またはガラスの状態を保っていた。これらの結果は惑星内部の高圧条件が有機分子間の縮合反応による化学進化の場となる可能性を示唆している。

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