抄録
共投断層によらない、新しい小断層解析法のためのステレオネットプログラム(Stereonet for Faul-Striation Analysis)を作成した。FDConverterで書式を整えた断層スリップデータを入力すると、データを等角投影するソフトである。断層スリップデータのプロット法は、断層面の方向を大円で表現する方法と、局をプロットして表現する方法の2通りから選択できる。投影図は、enhanced metafile として保存することができる。データから応力を推定するには、一般に複雑な計算にゆだねる必要がある。しかし単純な応力しか記録していない断層郡で、断層面の方向が非常にバリエーションが大きいなら、投影図から応力を推定することもできる。