新しい地図データをウェブ地図で迅速に利用する方法としてドラッグ&ドロップマップ(略称:DDマップ)仕様を考案し,その試験実装を示した.DDマップでは,HTML5のドラッグ&ドロップAPI(Application Programming Interface)を用いてウェブサイト間で地図レイヤーデータの授受を行う.授受されるデータの形式はJSON(JavaScript Object Notation)テキスト,JSONファイルまたはJSONファイルへのリンクのいずれかである.DDマップを利用することにより簡単で直観的な地図表示を行うことができ,新しい地図データの迅速な活用が支援され,自由な発想で地図レイヤーデータセットを提案できるDDマップアイコン提供者という役割が創出される.