著者所属:The Geological Institute, Taihoku Imperial University
1936 年 43 巻 508 号 p. 60-62
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臺南高等工業學校敷地の下に産する無數の化石中に唯一個であるが, Rotaliaの雙生標本がある。これはR., gaimardi D'ORBIGNY であらうと思はれる。雙生の仕方は, 二つの殻が背面で癒着した形であるが, 外側に向いた殻口は殻の縁を越えて連續して一つの細長い口となつ居る。これを見ると, 同じ程度に發達した二つの個體が次第に互に引き寄せられて, 二個體のProtoplasmaが一つの生體とならうとしたものゝ様に思はれる。
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