ノイズパレイドリアテストが診断に有用であったレビー小体型認知症の1例

佐藤 健治; 福井 俊哉

doi:10.3143/geriatrics.54.87

短報

ノイズパレイドリアテストが診断に有用であったレビー小体型認知症の1例

佐藤健治, 福井俊哉

著者情報

キーワード: レビー小体型認知症, ノイズパレイドリアテスト

ジャーナルフリー

2017 年 54 巻 1 号 p. 87-88

DOI https://doi.org/10.3143/geriatrics.54.87

詳細

抄録

症例は81歳女性．嫉妬妄想を主訴に入院した．ノイズパレイドリアテストは陽性であったが，DLBの中核的特徴を認めずMIBG心筋シンチグラフィーも正常であった．約1年後に行ったノイズパレイドリアテストは再び陽性であり，認知機能の変動も出現し，DAT SPECT上，線条体での集積低下をみとめ，DLBの診断に至った．DLBでは，ノイズパレイドリアテストはより早期に陽性となる可能性があり診断に有用と考えられた．

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）