老年者胃癌手術の予後の危険因子 Coxの比例ハザードモデル分析を用いて

高橋 忠雄; 山城 守也; 橋本 肇; 野呂 俊夫; 日野 恭徳; 平島 得路; 黒岩 厚二郎

doi:10.3143/geriatrics.31.441

老年者胃癌手術の予後の危険因子

Coxの比例ハザードモデル分析を用いて

高橋忠雄, 山城守也, 橋本肇, 野呂俊夫, 日野恭徳, 平島得路, 黒岩厚二郎

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キーワード: 胃癌手術, 予後因子, 老年者, Coxの比例ハザードモデル分析

ジャーナルフリー

1994 年 31 巻 6 号 p. 441-446

DOI https://doi.org/10.3143/geriatrics.31.441

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抄録

過去10年間の胃癌手術511例 (平均年齢75.6±7.9歳) においてCoxの比例ハザードモデル分析を用いて術後10年生存に対する危険因子を推定した. 有意の因子は, (1) 癌 Stage, (2) % IBW, (3) P因子, (4) 重複癌, (5) 術後肝障害, (6) 術後循環器系合併症の順でその他の因子はN.S.であった. 宿主・疾患側の要因はともかく, (5) (6) のような術後合併症の改善, 予防が予後の向上に必要と思われる.

責任著者(Corresponding author)

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