遺伝学雑誌
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還元分裂における半染色分体組換像の出現について
松浦 一谷藤 茂行岩淵 雅樹金沢 甫
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1962 年 37 巻 4 号 p. 348-356

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抄録
Diplotene から第一中期にあるオオバナノエンレイソウの花粉母細胞にX線照射を行ない, おそい第一中期における半染色分体組換像, および半染色分体組換えに由来するところの 2-side-arm bridge の第一•第二後期における出現を観察した。
またその材料の花粉粒分裂中期において, tetraploid pollen や attached pollen と, 異常に長い染色体の出現も認められた。
介在キアズマの低頻度なる本材料において, とくに第一後期での高頻度の 2-side-arm bridge 形成は, diplotene における染色分体の開裂と, それにおくれる娘動原体の分離様式がそれぞれ独立であって, しかも還元的と均等的の場合が存在することを主張する新二面説にもとづいてよく説明されることを示した。
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© 日本遺伝学会
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