遺伝学雑誌
Online ISSN : 1880-5787
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重「い」形蠶の遺傳
鈴木 簡一郎太田 愼一郎
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1930 年 6 巻 1 号 p. 1-13

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抄録
(1) 重「い」形蠶は最初日109號♀と支102號♂とのF1代に於て優性突然變異として唯一頭發現せるものなり。
(2) 重「い」形蠶は過剩半月紋を第六環節に有し且第八環節に星状紋を缺くの特徴を有す。
(3) 普通斑重「い」形蠶又は姫重「い」形蠶は共にCa因子の存在に因るものにして同因子は之れに關しホモの個體を致死せしむれどもヘテロのものはよく生存す即致死作用に關しては劣性なうとす。
(4) Ca因子の致死作用は卵の孵化直前に現はれ重「い」形蠶及姫重「い」形蠶相互交配蛾の産卵に於て其約25%を催青期死卵たらしむ。
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