抄録
コロナ期に従来とは異なる働き方を余儀なくされ,チームの機能低下に直面した職場は少なくない.そうした中で苦境に陥りながらも難局を乗り越えた職場として,株式会社コンカーの事例を調査した.チームワークの立て直しにおいて,IPOモデルに沿って分析したところ,(I)インプットとしてリーダーのチーム運営方針の変化により,(P)プロセスとしてチーム内の相互作用に影響を与え,(O)アウトプットとしてチームのパフォーマンスが向上した様子が見られた.さらに,肯定的なフィードバックの積み重ねを通じて,集団効力感が醸成されていたことが示唆された.